施工事例

事例13 【2LDK】→【1LDK+S】リノベーション 住居としてもSOHOオフィスとしても利用可能な空間へ

渋谷区代官山のメインストリート沿いに建つビル7階の賃貸マンションのリフォームです。
ガラス張りのスタイリッシュな概観からは分りませんが、実は築20年あまりです。ひとたび室内に入ると、今では時代おくれ感が否めない建築当事の流行を思わせる内装と、フローリングや建具の年月による劣化が気になります。 「住居としてもオフィスとしても賃貸可能な物件に」というオーナーさんのご希望を踏まえ、また、代官山というおしゃれな立地を考えて、ワークセブンでは「住宅としてもSOHOオフィスとしても使用可能なデザイン性が高く洗練された空間でありながらも、極力無駄のないシンプルなデザインのお部屋」をテーマにリフォームすることにしました。
天井が高く開放感がある空間をさらに広く見せる為、壁の色は白に統一、フローリングはナチュラルカラーを採用し、広がりを出しました。また、この部屋の最大の特徴は、ビルの7階から渋谷~六本木までを望む抜群の眺望なのですが、照明の工夫によりガラス面への映り込みを減らし、素晴しい夜景を堪能できるお部屋にしました。

【設計・監理者から】既存の仕上げをいかに費用を抑え、新しい仕上げに変えていくか、下地処理の大切さがあります。ピーリングの天井材は、目地を全面パテ処理にて対応。下地材を張ってつくることもしていきます。既存を生かしながら発生材を出さないように抑えていくのもエコになります。気持ちのよい環境での仕事でした。見晴らしが最高のペントハウス。
  • 住居としてもSOHOオフィスとしても利用可能な空間へ
  • 施工前:通常の天井照明以外に、吹き抜け部分にハロゲンスポットを設置。これにより、夜間のガラスへの映り込みが少なくなり、このお部屋の最大の長所である素晴しい夜景を堪能できるリラックス空間になりました。
  • 白をメインとした建材の使用で、もともと天井が高く開放感があるお部屋に更に広がりが感じられるようになりました。奥のブルーはキッチンと部屋部分を分けるパーテーション。壁面は深いブルーにカラーリングし、白をメインの明るい色合いに統一されたお部屋に、キリリとしたアクセントを与えています。
  • 開口部が大きいお部屋は、その窓回りアイテムの使い方によりお部屋の雰囲気は大きく変わります。こちらは事務所としても利用できるようにシンプルなバーチカルブラインドを設置しましております。明るくするため薄いグレー色のバーチカルで、やわらかい陽射しを通し気持ちのよい空間になっています。
  • こちらは夜の空間、照明が演出する。
  • こちらも同様です。作り付けの収納を設置する。設計する際は、必ず自らが使いたい、住みたい空間をつくる。施主の好きな趣向を組み、その目線でものを見て想像し創造をしていきます。
  • こちらは夜の空間、照明が演出する。
  • 「SOHOオフィスとしても使えるお部屋」を考えると、丸見えの対面式キッチンでは問題・・・ということで、キッチンとお部屋の間にパーテーションを設置しました。また、キッチンのカラーは白をメインに変更。大変スタイリッシュな空間になりました。
  • トイレの壁紙は、ブラックを採用。そこへハロゲン照明。余計なものが目に入らない、シンプルでカッコイイ空間を狙いました。
  • 玄関ホール(施工前);建具の色、カウンターを確認してください。
  • 玄関ホール(施工後);白くウレタン吹付塗装、つまみを交換(カワジュン)、飾り棚カウンター、こちら既存のカウンターを白く塗装し、意匠性を上げるためにガラス(小口磨き)を2枚合わせ※奥行を出すためを載せている。その2枚合わせも大きさを変え斜めに小口がシャープに見えるように。細かい演出です。
  • 廊下~LDへの扉は明るさを廊下に引き込むためにガラス戸、ハンドルは意匠性を考え、モダンなものにしています。
  • 玄関(施工前);濃い木目収納扉、玄関ドアはグレーの鉄扉
  • 玄関(施工後);明るく清潔感のある玄関へ、白く吹付塗装。玄関ドアもクロス調の白いダイノックシートでリニューアルです。
  • 洋室(施工前);天井は斜め天井の木目、強調をした仕上げですが、同時にその存在に狭さを感じます。
  • 洋室(施工後);斜め天井も白くリニューアル。広く、明るく。また、収納は費用を抑えるために既存色での金物交換のみ、機能性のバーチカルブラインドをLD同様に配置しました。
  • LDの照明;夜の雰囲気
  • LDの照明;自然光とのバランス